2011年06月15日

皆既月食16.6.2011

6月15日の夜(日本 やオーストラリアでは16日未明)に皆既月食が発生する。ここ10年ほどで最も長く、そして最も暗く満月がかげる。


カリフォルニア州オークランドにあるシャボット宇宙科学センター(Chabot Space & Science Center)の天文学者ベン・ブレス(Ben Burress)氏は、「当日の月は地球の影のほぼ中心を通るため、(月食となる)経路として最も長く、通過時間も最長になる」と説明する。

「今回ほど長い月食は2000年以来で、次回は2018年までやってこない。なかなかお目にかかれない珍しい天体ショーだ」。








 地球が太陽の光を完全に遮る影は円錐形になる。月の周回軌道は地球の公転軌道に対して傾いており、普段は円錐状の影領域から上下に少しずれた場所を月が通過するために月食は発生しない。しかし時折、月の軌道は地球の公転面と交差する。この時は必ず満月か新月だ。太陽、地球、月の順で一列に並ぶと月食が発生する。月が地球の影をかすめると部分月食になり、月が影の中へ完全に入ると皆既月食になる。


月が欠け始めるのは、世界時で6月15日の午後6時22分頃、日本時間16日午前3時22分頃。オーストラリア東海岸なら4時22分。


午後7時22分(午前4時22分)に皆既月食となり、100分以上も続く。午後8時12分(午前5時12分)には、地球が投じる影の暗い中心部に月が重なり、いわゆる食の最大となる。

 そして午後10時2分に月食が終わる(日本時間午前7時2分だが、既に月は沈んでいる)。

 スコットランド北部およびスカンジナビア諸国を除くヨーロッパ地域の大半と、南米東部やアフリカ西部では、月の出の時間帯、つまり日没が始まる頃に皆既月食が発生する。

「観測に最も適するのは、月食の始まりから終わりまで観察できる場所だ。月の位置は天頂に近いほどいい。こうした点を考慮すると、今回の皆既月食観測に最適な場所は、アフリカ東部、中東、中央アジア、そしてオーストラリアの西端となる」とブレス氏は話す。
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Posted by K at 21:34Comments(4)自ずと然り