2010年08月31日

マッドクラブ紀行

〜〜Mud Crab〜〜







ノコギリガザミというカニです。ワタリガニ科ですが、このカニとの出会いは忘れもしない1987年(当時小学校4年生)、初めて家族旅行でオーストラリアitem12item12へ来た時の事。。





普通に入りましたシーフードのレストラン・・・そこで出会いました。水槽の中に元気よく、他のカニとケンカしてました。と言いましても共食いや縄張り争いがあるので大きなハサミを縛っておかないといけません。このカニは共食いや縄張り争いがあるので大きなハサミを縛っておかないといけません。

その大きなハサミで硬い甲羅のつぶし合いを始めてしまうからです。

そして父がレストランで注文をすると、ウエイターが「これでいいか?」と水槽から大きなカニをすくいあげて、目の前に持って来てくれました。


「うわぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜face05face05」小学生が叫ばないはずも無く、、


いざ近くで見ると、沢蟹くらいしか見た事が無かった僕にとっては、ものすごいド迫力で大興奮!!。


その後、まさかそのカニに人生の色々なイベントの中で縁があろうとは夢にも思いませんでしたヽ(。´▽`。)


1989年以降、永住した僕たち家族(最初の1年は父と二人暮らし)は川沿いのマンションに住んでいました。まだオーストラリアの勝手がわかっていなかった僕たちは、クリスマス休みは日本の感覚で2〜3日だろうと思っていました。買い物だって年末前に買いに行けばいいやくらいにしか考えていませんでした。

何気にクリスマス前、スーパーヘ行くとオーストラリア人が皆、食料を大量買いしていました。こちらでは、当時からオージーは2週間分位の生活用品や食料を買う習慣があったので、「たくさん買ってるね〜〜〜すごいね〜〜」とのんきに父と話をしていた事を覚えています。でも感覚的に感じたのは「変だな何だかいつもより買っている」と言う事。。


その直感はすぐに当たりと言う事が判明しました。

クリスマスから翌年の10日くらいまでがお休みだったのです。。。。。


冷蔵庫には、確か2日分くらいの食料しかなく、当時は、コンビニも住んでいた地域になく、スーパーも3週間くらいはお休みでした。

どうせ休みは『2〜3日だろう』という日本の感覚は、一瞬にして木っ端微塵に粉砕され、さて、どうやって生きるか、、シャレにならない状況になりました。


いつでも、何時でも、どこでも食料や生活用品が充実し、働き者が多い便利な日本から、、、、

のんびりと、ゆっくりと、仕事よりも、家庭にいる時間をより大事にする「国」に来たわけですから、、それはそれは不便利で、、、、
    
慣れていればいいでしょうけど、僕たちには全てがゼロからのスタートで、、、、、


町はゴールドコーストならぬ、、ゴーストタウン。。


誰も歩いていないし、どこの店もやっていない。。。


冷蔵庫には食料も無い。。。


父曰く「餓死・・・・・・・・・・・」が頭を横切ったそうです。。

幸い魚食いではないオーストラリアでは、日本では「高級魚」とされ需要の高い魚が家の裏で釣れました。

マンションが川沿いだったので、、、その桟橋では「クロダイ」「エイ」「アジ」「ふぐ」「キス」「コチ」などが釣れました。そして魚の臓器をカニ網に入れて桟橋に一日仕掛けておくと、、、そうです。巨大なノコギリガザミが穫りたい放題だったのです。

ほじくるのも面倒だし、誰も食べない、見向きもしないものだったのです。

食料は確保されましたが、ただもう少しだけ僕たちの苦労は長引きます。。

それは、、2週間以上、魚介類と買っておいた少ない野菜と肉しかないと言う事です。


朝、昼、晩・・・・・・・・・・・魚・・・・・・・か・・・・・・・・・・カニ・・・・・だけface07face07face07

そして、水槽がないものですから、、

クロダイ、アカエイ、キス、コチ、ノコギリガザミ(は他の魚をハサミで殺してしまったり、カニ同士で果たし合いの如く襲いあってしまう)が所狭しと泳いでいる。まさに生け簀状態。

父から「2週間、風呂は入れないから」宣言されて、

            「・・・・・・・・・・・・」日本に帰りたかったな〜〜あの頃はface02

まさか自分がそのカニを人に食べさせる事になろうとは。。。。。。。。。人生って面白い。

ガイドを始めた頃に「カニ捕りツアー」を担当していてマングローブの湖で、このカニを追っかけていました。そして、ナイフ一本あれば、ノコギリガザミを五分で解体して食べさせる技術を身につけましたよ!その意味ではかなり重宝されています。

基本、僕はカニをほじくるのは、美味しいカニを一番不味く食べる方法だと思っています。しっかりと身が引き締まっているのに、わざわざ、「ほぐす」必要はないからです。

それなのにどこへ行っても、カニはその食べ方しかないように「ほじくる」。食感が台無しです。

解体技術はプラモデルの経験が活きていますね。


////////////////////////





⇧2009年以来の付き合い、太郎です。ビールに合う合う!硬い殻を割ると身の詰まった肉が・・・・ホコホコ甘くて、、がぶりとやるとノコギリガザミの醍醐味が味わえます。
ちなみに、インドネシア、ケアンズ、タイ、など泥地で捕れると「泥臭い」です。ゴールドコーストは砂地なので「甘い」から余計に美味い!!!太郎とは9月の日本凱旋時にコラボします。






⇧原さん〜〜〜〜〜〜 2007年以来の付き合いで、ケアンズへ会いに行ったり、日本で会ったりしています。初めての富士山登山へ導いてくれた人(http://blogs.yahoo.co.jp/ecoguidect59/30789273.html)。日本人で初めてオーストラリア国立公園レンジャーになった人です。今はニュージーランドで大学に行っています。






ノコギリガザミのはさみについて。。
片方は「クラッシングクロー」=砕くハサミです。利き腕で、歯の形が奥歯みたいになっています。骨やペンなども余裕で砕きます。実験済み^^
もう片方は「カッティングクロー」=切るハサミです。砕いた獲物を切って口運ぶハサミです。




⇧ちなみに日本での小学校時代の同級生!!付き合い長いですよ〜。ノコギリガザミより古い付き合いです。



                          

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この記事へのコメント
私は不器用なのでカニをうまく解体することができません。。
剥くのがヘタなのでカニよりエビ派なんですw
今度会った時に上手な解体の仕方教えてください♪
Posted by 小梅koume小梅koume at 2010年09月01日 09:51
面白い
お風呂のバスタブの光景が想像できないよ〜
Posted by 白雪五郎 at 2010年09月01日 11:22
こうめさま
日記にも書いたけど5分でマッドクラブ解体できるよ♡。食べたい??


白雪さま
MIxiからわざわざありがとう!生け簀みたいだけど当時の僕からは水族館だったよ。
Posted by KK at 2010年09月01日 17:43
マッドクラブの思い出ありがとうございました。
昔は、お店も閉まってましたね。
いまでは、日本のようになってきたけど。
Posted by kennykenny at 2010年09月01日 18:00
kennyさま
当時は何もかも本当に驚きました。不便利で..でも最近は、
ちょっと昔のオーストラリアを懐かしむ事が多くなりました。
Posted by KK at 2010年09月03日 04:19
 
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マッドクラブ紀行
    コメント(5)